牛乳②

「牛乳」などの乳製品は、どうして身体に悪いのでしょうか?

牛乳などの乳製品には、カルシウムが豊富ですね。
このカルシウムを摂ることで、骨が強くなり健康に必要なものと考えている方が多くいらっしゃると思います。
しかし、このカルシウムは人体ではほとんど利用されません。

牛乳に含まれるたんぱく質の80%に、「カゼイン」というたんぱく質があります。
このカゼインというたんぱく質は、人間には消化できないものです。

特に、現在市販されている牛乳は加熱処理されており、低温殺菌でも62℃以上で加熱されます。
たんぱく質でできている酵素は60℃前後で活性が失われるため、カゼインを分解する酵素や乳酸菌が死滅し、ビタミンやミネラルもこわれてしまうものも多いのです。

また、飲みやすく見た目をよくするため、「ホモジェナイズ」処理をしていることで、人体で消化されないトランス脂肪酸ができます。

これらは腸の中に未消化物としてたまり、腸内に炎症を起こし便秘や下痢となります。

多くの乳牛も、遺伝子組み換えの作物や、本来のエサである草ではなく穀物が与えられ、ホルモン剤を投与されています。
密集した場所で運動不足の状態の中飼われているため、病気を防ぐために抗生剤などを投与されています。
牛乳をとるために絶えず強制妊娠させられるため、乳牛は女性ホルモンを分泌しており、その影響で人間のホルモンバランスが崩れ、ニキビや乳癌、精子の減少を引き起こすといわれています。

また、カゼインは遅延型アレルギーとなりやすく、反応が出る臓器には傾向があります。
牛乳は、鼻周囲のリンパ組織に反応しやすく、鼻炎や副鼻腔炎、鼻茸などが多いとの報告があります。
ほかにも、中耳炎、頭痛、慢性関節リウマチ、全身の炎症をまねきます。

乳牛もとても可哀想ですね。
現在の乳製品を作る工程にも、危険が多いことがわかっていただけると思います。
私たちは人間なので、本来、牛のお乳を飲んでいるということが、そもそも不自然なことなのです。
次回は、そのようなお話も含めてお伝えできればと思います。

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